尾身氏、人流減「もう少し強くやる必要」昨春並み求める

新型コロナウイルス

西村圭史
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 政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身茂会長は22日、NHKの討論番組で、「人流、あるいは人々の接触の機会を(減らす対策を)いま一歩、もう少し強くやる必要がある」と述べ、踏み込んだ措置の必要性を訴えた。

 新型コロナの爆発的な感染拡大について、尾身氏は「今までやってきたものよりもう少し強い対策を打たないと、(病床の逼迫(ひっぱく)が)大変なことになる」と指摘。人との接触の8割減や、幅広い業種への休業を求めた昨春の緊急事態宣言を「イメージ」として挙げ、「そういうことがもう求められている」と語った。

 さらに、尾身氏は「国会議員や知事、選挙で選ばれた人たちが、心に届くようなメッセージを今やらないと、一部の人たちの気持ちには届かない。(人流を減らすための)環境作りと言葉が求められている」と強調した。

 同じ番組に出演した政府のコロナ対応を担当する西村康稔経済再生相は「そうした強い措置も選択肢の一つとして考えなきゃいけないと思う。他方、どこまで国民に協力をいただけるのかというところがある。今ある法律の中で何ができるか、さらに工夫をしていきたい」と話した。

 関係者によると、尾身氏ら専門家は今週にも、昨春の宣言と同等の人出減や接触減を求める提言を出すことを検討しているという。(西村圭史)

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