ハイチ地震、見通せない支援 大統領暗殺後の選挙も未定

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サンパウロ=岡田玄
【動画】地震発生から1週間のハイチ南西部ジェレミー
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 カリブの島国ハイチ南西部がマグニチュード(M)7・2の地震に襲われて21日で1週間がたった。被災後に大雨にも見舞われ、政府発表によると、死者は2千人を超え、1万人以上がけがをした。大統領暗殺から1カ月あまりで起きた地震は、政情不安に拍車をかける可能性もある。

 「病院に行っても何もない。政府は何もしてくれない。水も食料もテントもない。この街には支援も届いていない」。地震で大きな被害が出たハイチ南西部の街ジェレミーで18日、ジャンポール・フランソワさん(47)は傷ついた背中を見せながら、朝日新聞助手に語った。

 れんが積みの自宅が崩れ、がれきに埋もれたが、近所の人たちが協力して助け出してくれた。崩壊を免れた家も少なくないが、ひびが入るなどして壁が崩れる恐れがあるため、住民の多くは路上で寝ているという。

 フランソワさんは出血が激しかったため、病院に運ばれたが何の処置も受けられなかったという。日常的に医師や薬などが不足し、ただでさえ十分な医療が受けられないところに、病院も地震で被災したためだ。「病院には何もない」。フランソワさんの近所では、がれきでけがをした5歳の子や女性が病院に運ばれたが、治療されているかはわからないという。

 ジェレミーは震源から約60…

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