米軍の輸送機で女児出産 アフガンから退避途中の女性

アフガニスタン情勢

山根祐作
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 政権崩壊したアフガニスタンから国外退避する市民らを運んだ米軍機内で、アフガニスタン人の妊婦が女の子を出産した。米空軍の部隊が22日、ツイッターの公式アカウントで明らかにし、世界各地から祝福のメッセージが書き込まれた。

 ツイートによると、米空軍の輸送機C17がドイツラムシュタイン空軍基地に向かう途中、アフガニスタン人の妊婦が陣痛を訴えた。妊婦が合併症を起こし始めたため、機長は高度を下げて飛行。機内の気圧を上げて、妊婦の状態が安定するよう努めたという。

 同基地に着陸後、すぐに医療班が到着して介助し、妊婦は機内の貨物室で無事出産した。母子は近くの医療施設に搬送され、ともに経過は良好だという。

 ツイートには、「神の恵みを」「すばらしいニュースだ」などと祝福したり、機長の判断をたたえたりするメッセージが多く寄せられている一方で、「子どもは米国市民と認められるのか」などと、米国の今後の対応を問うメッセージもある。アフガニスタンでは、国外退避を希望する米軍元通訳などの同国人協力者とその家族らが、まだ多く残されている。(山根祐作)