「コロナに限らず科学的でない」 横浜市長選、決め手は

横浜市長選挙

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 22日に投票が行われ、山中竹春氏が当選を確実にした横浜市長選。有権者はどんな思いで一票を投じたのか。投票所で聞いた。

 山中竹春氏に投じた港北区の会社員男性(57)は「若さに期待。コロナに限らず、これまで色々なことが科学的ではなく政治的な思惑でなされてきた。コロナ対策は横浜は遅れているし、子ども医療費の無償化も進めてほしい」と話す。神奈川区の男性教員(55)も山中氏。「やっぱりIR(反対)。コロナ対策もしっかりやってほしい」

 ほかに山中氏に投じた有権者からは、「コロナで対面授業がないし、就職活動もやりにくい。『専門家』の竹春さんに、とにかくコロナを終わらせてほしい」(中区の20歳大学生女性)、「(コロナ対策が)よりよくなれば」(磯子区の27歳会社員男性)といった声があがっていた。

 港南区の会社員女性(35)は小此木八郎氏に投じた。「コロナ対策は山中氏の方が良いと思い迷ったが、コロナ対策は誰がやっても大変。これまでの議員としての実績を評価した」という。金沢区の女性(74)も小此木氏に。「知り合いの友達だから」

 戸塚区の会社員男性(44)は現職の林文子氏に投じた。「新しい政策で混乱を招くより、継続が大事だ」。2児の父親で「保育園の待機児童問題も改善している。このまま継続してほしい」という。「女性だから頑張って欲しい」(港北区の65歳女性)、「IR(賛成)は微妙で、高齢なのも引っかかったが、他にこの人という人がいなかった」(金沢区の62歳女性)との声もあがった。

 留学経験があるという港北区の会社員女性(23)は松沢成文氏に。「英語教育が日本は遅れているので活性化してほしい」。同区の会社員男性(35)も「行政経験があることが決め手になった」として松沢氏を選んだ。同区の介護職の女性(53)は、街頭演説を聴いて「話が具体的で信じられると思った」として、田中康夫氏に投じたという。

 金沢区の教員男性(37)は、坪倉良和氏に一票を投じた。「仕事でお世話になった。いい人なので」。現職の林氏は「嫌いではない」、小此木氏も「気になった」というが、「市長が変わっても、自民党が変わらないと何も変わらないでしょう」。「オリンピックをやるぐらいなら、もっと他に大変な思いをしている人に手を差し伸べていい」とも話していた。

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