坂井官房副長官「これが民意」 小此木八郎氏の敗北に

横浜市長選挙

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 小此木八郎氏(56)の選挙事務所に集まった支援者たちは、山中竹春氏(48)が当選を確実にしたとのニュース速報を無言で受け止めた。テレビのインタビューに応じた坂井学官房副長官は「大変厳しい結果となった。これが民意。謙虚に受け止めていかないといけない。自民党で小此木候補で推薦を出すことができなかった。まとめきれなかったということだ」と答えた。

 選挙戦で小此木氏は、「密」回避のために集会は避け、街頭での訴えが中心となった。「IRとりやめ」に加え、脱炭素社会の実現に向けた新しい街作りへの挑戦を掲げた。

 終盤は「コロナ対策」を前面にワクチン接種の体制整備の必要性などを主張した。選挙ポスターも「災害級のコロナ危機 前防災担当大臣が横浜を守る」という内容に貼り替えた。

 自民党県連会長だった6月にIRとりやめを掲げて立候補を表明。同党横浜市連に支援を求めたが、IRを推進してきた一部市議が強く反発。自主投票となり市議の対応は割れた。公明党も自主投票となったが市議全員が支援に回った。

 地元選出の国会議員らが応援のマイクを握っている時は小此木氏が自らビラを配り、有権者の声に耳を傾ける場面が目立った。同じ目線で言葉を交わし、グータッチで支援を求めた。

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