岐阜県も緊急事態宣言を要請 対策、全県に強化へ

新型コロナウイルス

高木文子
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 「全市町村を対象に、さらに厳しい対策を講じることになる」――。岐阜県古田肇知事は22日、新型コロナウイルス対応の緊急事態宣言を政府に要請したと明らかにした。宣言が出れば県全域で対策を強化する見通しで、暮らしに影響が広がる。

 県には20日からまん延防止等重点措置が適用され、15市町で飲食店への時短営業や酒類の提供停止などが要請されたばかりだ。一方で17日以降、県内では5日連続で300人台の新規感染者が出た。直近の病床使用率(58%)は国の基準で最も深刻なステージ4に達し、初めて「自宅療養者ゼロ」の方針も維持できなくなった。古田知事は「状況が急激に変化している」と説明し、改めて県民や事業者に理解を求めた。

 宣言が出た場合、県は全市町村で、酒類やカラオケを提供する飲食店へ休業を要請。その他の飲食店には午後8時までの時短営業を求める方針だ。大規模商業施設への午後8時までの時短営業の要請や、公共施設の休館などの対策も、県全域に広げる方向で検討している。(高木文子)

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 岐阜県岐阜市は22日、276人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。新規感染者は6日ぶりに300人を下回ったが、日曜日の発表としては最多。県内の感染者は延べ1万2724人となった。

 県内の直近1週間の10万人あたりの新規感染者数は、22日に102・24人となり、初めて100人を超えた。5月の「第4波」のピーク時(46・61人)を大きく上回っている。

 無症状や軽症の患者の自宅療養も始まった。初日の21日は岐阜市を中心に74人おり、1人は体調が悪化して医療機関に入院した。

 県は22日、新たに3件のクラスター(感染者集団)を認定した。高山市の接待を伴う飲食店で従業員4人と利用客2人、友人ら計10人が感染した。

 岐阜市の山田病院のクラスターでは患者1人と職員の家族4人が陽性となり、感染者は計36人になった。また、本巣市の職場と岐阜市の家族らのつながりが確認され、計54人のクラスターに拡大した。感染者のうち43人が外国籍だという。

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 22日に発表された居住地別の感染者数は次の通り。

 岐阜市51▽大垣市37▽多治見市21▽各務原市16▽関市14▽中津川市11▽美濃市9▽美濃加茂市9▽瑞穂市7▽岐南町7▽養老町7▽垂井町7▽可児市7▽北方町6▽土岐市6▽山県市5▽安八町5▽川辺町5▽羽島市4▽笠松町4▽瑞浪市4▽恵那市4▽高山市4▽本巣市3▽神戸町3▽輪之内町3▽池田町3▽御嵩町3▽海津市2▽郡上市2▽坂祝町2▽富加町1▽八百津町1▽調査中1▽愛知県2(岐阜県で調査)

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