在日米軍基地にアフガン避難民、米国が一時収容を検討か

アフガニスタン情勢

ワシントン=園田耕司
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 アフガニスタンからの避難民の搬送をめぐり、米国防総省は22日、オースティン米国防長官が米輸送軍に対し、有事に民間機を動員する「民間予備航空隊(CRAF)」制度を発動し、避難民を輸送するように命じた、と発表した。一方、米紙ウォールストリート・ジャーナルは、米政府が避難民の一時収容先として、日韓両国の米軍基地を検討していると報道した。

 米軍は現在、アフガニスタンの首都カブールの空港で退避作戦を展開。米国市民のほか、通訳として米国に協力し、国外脱出を希望しているアフガニスタン人らを米軍輸送機で搬送している。

 22日の米国防総省の声明によれば、今回のCRAFの対象となるのは、アメリカン航空デルタ航空ユナイテッド航空など米主要航空会社の計18機。カブールには直接行かず、避難民らが滞在している一時収容先や米軍基地からの移送に使われるという。

 21日の米紙ウォールストリート・ジャーナル(電子版)が米国防総省当局者の話として伝えたところでは、アフガン出身者の一時収容先については、米東部ニュージャージー州の米軍基地で仮設住宅の建設が進められており、来週までには準備が整うという。

 ただ、避難民の数が大規模になることから、カリフォルニア州などの米軍基地も一時収容先として検討されているほか、日韓両国を始め、ドイツ、コソボ、バーレーン、イタリアにある米軍基地についても活用が検討されているという。(ワシントン=園田耕司