教育委員5人中4人が反対、児童らのパラ観戦プログラム

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 「車いすに乗った私の身長は120センチくらい。コンビニでアイスを買おうとしても、見えないんです」

 21日昼。講師役でパラ競技のパワーリフティング選手、山本恵理さん(38)がオンラインイベントで語りかけた。目線が変われば景色が変わる。みんなの普通は、誰にとってもの普通じゃない――。

 東京都西東京市の会社員小山敏明さん(50)は、自宅で中学2年の長男聡太さん(13)と一緒にイベントが映し出されたパソコン画面に向かい合っていた。

 12年間の海外駐在を経て、9年前に帰国。東京マラソンをきっかけにボランティアを重ね、2019年に都内のボッチャ大会で来場者の誘導役を務めた。観客はまばらだったが、会場は静かな熱気に満ちていた。重度障害の選手が、ボールを狙い通りの位置に落とす。緻密(ちみつ)な戦略で得点を重ねる様子に思わず見入った。

 東京大会は聡太さんと国立競技場で陸上を観戦する予定だったが、原則無観客が決定した。少しでも障害や共生社会について考えてほしくて、この日のイベントに誘った。

約160カ国・地域から史上最多となる約4400人の選手が参加する東京パラリンピックがあす開幕します。過去に例のない新型コロナの感染拡大に直面し、翻弄(ほんろう)されながらも開幕を迎えるパラの現場を報告します。

 約1時間のイベントが終わる…

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