冷凍アジフライの傑作「鰺王」 脂質含有量までこだわり

角谷陽子
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 「アジフライカンパニー」を掲げる角屋食品(鳥取県境港市)が、通常の2倍の重さで脂の乗ったアジを使い、手作業で調理した究極の冷凍アジフライを作った。その名も「鰺(あじ)王」。クラウドファンディング(CF)で資金を募ったところ、目標の5倍を超える金額が集まった。23日から数量限定で販売する。

 境港で5~7月にとれる旬のアジのうち、通常同社で使われる2倍の重さ110~120グラム、脂質含有量も約2倍の8%以上で肉厚のものを厳選。該当するアジは同社で年間使用する1千分の1しかないという。新鮮で刺し身でも食べられる状態から熟成し、風味やうまみを引き出す。手作業で背開きにし、骨を除去する。

 揚げた鰺王は、箸で持ち上げるとずっしり重く、衣はサクサク。かむと、アジ独特の風味と脂が口いっぱいに広がる。

 角谷(かどたに)直樹社長(42)は「アジフライは庶民的な食べ物。手間と費用を考えると、これまで作りたくても作れなかった」と話す。実現のため、7月7日から約1カ月間、支援してくれた人に鰺王を送る「応援購入」を募ったところ、311人から目標金額30万円の約5倍にあたる約167万円が集まった。

 角谷社長は「これだけの支援をいただいてうれしい一方、『アジフライカンパニー』の名にふさわしいか問われる、と緊張している。こだわって本当においしいものができたと思っているので、是非召し上がっていただきたい」と話している。

 50箱限定、4枚入り3500円。販売は23日午後から同社(0859・45・3283)のサイト(https://kadoya-tottori.jp/別ウインドウで開きます通販商品/)で。(角谷陽子)