神戸弘陵が優勝、高知中央を完封 女子野球が初の甲子園

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 第25回全国高校女子硬式野球選手権大会(全国高校女子硬式野球連盟、兵庫県丹波市主催、朝日新聞社後援)の決勝が23日、阪神甲子園球場兵庫県西宮市)で初めて開催され、神戸弘陵(兵庫)が4―0で高知中央を破り、5年ぶり2度目の優勝を果たした。高知中央は創部3年目で初の頂点をめざしたが、届かなかった。

 試合は7イニング制で午後5時4分に始まった。神戸弘陵は二回、二つのスクイズと信貴(しぎ)友郁(ゆうか)(3年)の中前2点適時打で、4点を先制した。先発の左腕・日高結衣(2年)が6回無失点と好投し、大会注目の右腕・島野愛友利(あゆり)(3年)が七回を抑えた。高知中央は五回に連打で無死一、三塁の好機を築いたが、相手の堅い守備に阻まれた。

 大会は7月24日に開幕。今月1日の準決勝までを兵庫県丹波市で開催し、決勝のみが甲子園球場で行われた。当初は男子の第103回全国高校野球選手権大会の休養日にあたる22日に開催される予定だったが、悪天候による順延などの結果、23日になった。新型コロナウイルス対策のため、入場は保護者や在校生などの学校関係者に限られた。

 甲子園球場での決勝開催は、女子野球の人気の高まりを背景に、日本高校野球連盟、全日本女子野球連盟などが意見交換を行い、阪神甲子園球場の協力もあって今年4月に決まった。

神戸弘陵、攻守に隙なく

 神戸弘陵は攻守に隙がなかった。二回に2本の安打などで1死一、三塁とし、安藤蓮姫(はずき)のスクイズ(記録は犠打失策)で先制。続く好機で師子鹿(ししか)南のスクイズ、信貴(しぎ)友郁(ゆうか)の中前2点適時打で、この回一挙4点を奪った。

 投げては先発の左腕日高結衣が110キロ前後の直球を内外角に投げ分ける。90キロ台のカーブで緩急もつけて、決定打を許さない。五回無死一、三塁のピンチでは捕手の安藤の二盗阻止などで流れを断ち切った。七回は島野愛友利(あゆり)が救援し、三者凡退で締めた。

 高知中央は先発の右腕和田千波留が粘投。内野陣が二つの併殺を完成させるなど随所に光るプレーもあったが、打線が相手の継投をとらえきれなかった。