コロナ禍は電子図書館で読書に親しんで 善通寺市が開設

多知川節子
[PR]

 長引くコロナ禍で、閲覧や自習のスペースを閉鎖するなど公共図書館の運営が制限されるなか、香川県善通寺市が電子図書館を開設した。インターネットを介して電子書籍を貸し出し・返却できるサービスで、外出しなくても気軽に自宅で読書に親しめる。

 善通寺市電子図書館(https://www.d-library.jp/zen5188別ウインドウで開きます)は5月にスタート。徐々にコンテンツを増やし、現在は実用書や図鑑、動く絵本など約540点がそろう。文字の拡大も可能で、一部は音声読み上げなどの機能も備える。年末まで、月20点ペースで増やす方針だ。

 市内に在住するか、通勤・通学する人は利用登録でき、発行されたIDを入力して本を借りる。登録者数は8月半ばで約80人。「登録の伸びはゆるやかだが、コロナ禍の今だからこそ電子図書館を浸透させたい。あらゆる世代に楽しんでもらえるようコンテンツを充実させたい」と担当者。

 また、市立図書館は、来年1月のオープンを目指して建設中の新市庁舎内に移転する予定で、準備のため10月から長期休館する。その間にも活用してもらいたいという。

 香川県内では綾川町立図書館が2012年から電子図書館を開設している。約850点をそろえ、今年度の利用者は約390人。担当者によると、昨年以降、アクセスや利用は伸びているという。まんのう町立図書館も13年から続けている。(多知川節子)