第7回米「対テロ戦」に終わりは? アフガンで見失った出口

有料会員記事アフガニスタン情勢

アメリカ総局長・望月洋嗣
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揺らぐ世界 アフガン政権崩壊(7)

 10年目に入った「テロの戦い」の実態を見てみたい。そう考えて、2010年7月、アフガニスタンに駐留する米軍に従軍取材をした。

 アフガニスタンの政権崩壊とイスラム主義勢力タリバンの台頭は、今後の世界のあり方をどう変えていくのか。米国、中国、ロシア、中東、欧州、アジア。それぞれの地域の特派員が読み解く。

 当時、アフガン東部や南部では、勢力を盛り返したイスラム主義勢力タリバンとの激しい戦闘が続き「治安は過去最悪」(現地の米軍司令官)だった。激戦地の取材は危険度が高いからと許可されず、代わりに米軍が地元の人々の信頼を得るための作戦を取材した。ベトナム戦争でも試みられた「ハーツ・アンド・マインズ」を勝ち取るための非軍事の取り組みだ。

ニワトリ小屋に向かった米軍

 拠点のバグラム米軍基地から…

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