カブール空港で銃撃戦 官房長官「輸送の安全は確保」

アフガニスタン情勢

大津智義、バンコク=乗京真知
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 アフガニスタンの首都カブールにある国際空港内で23日早朝、アフガニスタン人警備員に向かって何者かが発砲する事件があった。AP通信などによると、米軍やドイツ軍なども巻き込んだ銃撃戦に発展し、警備員1人が死亡、3人が負傷したという。発砲したのが誰かは明らかになっていない。

 日本政府は現地邦人らの退避のため、自衛隊機の派遣を決めている。加藤勝信官房長官は24日午前の記者会見で、安全に邦人らを輸送できるのかを問われ、「輸送の安全は確保されている」との認識を示した。

 加藤氏は銃撃戦について、「空港のゲート外だと思うが、銃撃戦があったとの報道は承知している」としたうえで、「現在カブール空港の中においては、米軍が安全確保や周辺区域における航空管制を行い、航空機の離着陸も正常に行われていると聞いている」と説明。さらに「タリバンについても、カブール空港の人員輸送を妨害する動きは、今のところ見られていないということだ」などと語った。

 首都カブールの国際空港をめぐっては、米軍が守る空港内は混乱が収まったものの、空港外のゲートには国外脱出を願う群衆数千人が大挙。ゲートはタリバンの管轄下にあり、22日にはゲートから群衆を追い返そうとするタリバン戦闘員の威嚇発砲で、群衆がパニック状態に陥った。地元メディアによると、群衆に踏みつぶされるなどして少なくとも7人が死亡した。(大津智義、バンコク=乗京真知