「~だわ」「~のよ」、翻訳の女言葉に感じる不自然さ

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田中聡子
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 「~だわ」「~のよ」――。海外の著名人のインタビューなどの翻訳で「女言葉」を見かけるたびに「そうは言ってないのでは?」とひっかかります。すべて「です、ます」にすればいいのでしょうか。ファッション誌「ヴォーグ ジャパン」の渡辺三津子編集長に聞きました。

                     

写真・図版
「ヴォーグ ジャパン」編集長の渡辺三津子さん

 昨年、シンガー・ソングライターのビリー・アイリッシュのインタビューをウェブで配信した際、SNSなどで「言葉遣いに違和感がある」という指摘がありました。英語を日本語に翻訳したものでしたが、「気に入っているわ」「12歳以来だわ」といった女言葉が多用されていたからです。彼女自身は普段から、女性差別について積極的に発言し、ボディーラインをあえて出さないファッションを好む人です。そんな生き方やイメージがある人に、必要以上に女言葉を使ってしまっていたと気付きました。

「役割語」について考える契機に

 女性に関する言語表現につい…

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