パラ開幕、過去最多の4403選手参加 異例の無観客

野村周平
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 第16回夏季パラリンピック・東京大会は24日午後8時から国立競技場東京都新宿区)で開会式が無観客で行われ、9月5日までの13日間に及ぶ障害者スポーツの祭典が幕を開けた。新型コロナウイルス感染拡大の影響で、東京五輪と同様に1年延期を経ての開催。国内では五輪時よりもコロナ感染が拡大し、競技会場のある東京、千葉、埼玉、静岡の1都3県に緊急事態宣言が出るなか、すべての会場に一般客を入れない異例の大会となる。

 国際パラリンピック委員会(IPC)や大会組織委員会などは、大会を通じ、違いを認め合う共生社会の実現をめざす。東京での開催は1964年以来57年ぶり2度目で、同一都市で夏季大会が2度開かれるのは初めて。肢体不自由、視覚障害、知的障害などのある選手が、22競技539種目で熱戦を繰り広げる。161カ国・地域(ロシアは個人資格での参加)に難民選手団を加え、過去最多となる4403選手が参加する。

 日本は史上最多の254選手が参加し、前回のリオデジャネイロ大会でゼロだった金メダル20個の獲得を目標とする。開会式の旗手は谷真海(まみ)(トライアスロン)と岩渕幸洋(卓球)の両選手。聖火台には車いすテニスの上地結衣、ボッチャの内田峻介、パワーリフティングの森崎可林の3選手が点火した。

 組織委は小中学生らに観戦機会を提供する「学校連携観戦プログラム」を実施するが、新型コロナの影響で辞退が相次いでいる。(野村周平)