タリバン「窓を黒く塗りつぶせ」 戦闘員ごと異なる判断

有料会員記事アフガニスタン情勢

バンコク=乗京真知
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 イスラム主義勢力タリバンが権力を掌握したアフガニスタンの首都カブールで、タリバン戦闘員による暴力被害や住宅の占拠などが相次いでいる。

 タリバンが自爆テロや襲撃を起こすことはなくなったが、市民は目の前に現れたタリバン戦闘員から理不尽な扱いを受けることを恐れながら生きている。

 「タリバンから『店の窓を黒く塗りつぶせ』と命じられた。命令には逆らえない」。カブール中心部の美容院の前で、従業員は変わり果てた店の外観を眺めて嘆いた。

 美容院は結婚式に参加する女性たちの髪を結うサービスが人気で、歩道に面した窓に女性モデルの華やかな写真を複数貼り出していた。ところが15日にタリバンが街を占拠すると、女性モデルの目や口の部分を何者かが黒く塗った。

 タリバン強硬派は女性が夫以外の前で着飾ることを禁じており、美容院の存在自体を嫌う勢力もいる。

 従業員によると、女性抑圧の象徴として海外メディアが美容院の写真を配信し始めたため、管轄のタリバン戦闘員が来て「すべて塗りつぶせ。当分営業は認めない」と命じたという。

 タリバン執行部がメディアを…

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