親会社など書類送検へ 千葉・八街の児童5人死傷事故

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 千葉県八街(やちまた)市で6月、飲酒運転のトラックが小学生の列に突っ込み児童5人が死傷した事故で、県警は、トラック運転手の勤務先の親会社「南武」(東京都葛飾区)が道路交通法で選任が義務づけられた「安全運転管理者」を置いていなかったとして、同社幹部と同社を道交法違反容疑で25日にも書類送検する方針を固めた。捜査関係者への取材でわかった。

 道交法は、自社の荷物などを運ぶ「白ナンバー」の車を5台以上か、定員11人以上の車を1台以上使う事業者に、社内での交通安全教育などを担う安全運転管理者を選任して警察に届け出るよう義務づけている。安全運転管理者については、運転者の点呼をし、飲酒などで正常な運転ができないおそれがないか確認して安全運転のための必要な指示をすると定めている。

 捜査関係者によると、同社や幹部は、今回の事故車両を含め、白ナンバーのトラックを5台以上使用していたにもかかわらず、安全運転管理者を選任していなかった疑いがある。

 今回の事故を受けて警察庁は、安全運転管理者の業務として、アルコール検知器による運転者の飲酒検査を義務づける方針を決めている。

 事故は6月28日午後に発生。事故に巻き込まれた市立朝陽(ちょうよう)小の児童5人のうち2人が死亡。1人が意識不明の重体となり、2人が重傷を負った。トラックを運転していた梅沢洋被告(60)が自動車運転死傷処罰法違反(危険運転致死傷)の罪で起訴されている。