ヤサイコトバで魅力発信 野菜ソムリエ金賞に西川さん

垣花昌弘
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 野菜や果物の魅力を積極的に発信した野菜ソムリエを表彰する今年の「野菜ソムリエアワード」で、山口県周南市の西川満希子さん(46)が最高賞の金賞に輝いた。花言葉のような「ヤサイコトバ」を考案し、商品のPRや開発に活用している点が高く評価された。

 野菜ソムリエは、一般社団法人日本野菜ソムリエ協会が認定する民間資格。野菜・果物の目利き、栄養、調理法などの知識を身につけた6万人が認定されている。より専門的な「野菜ソムリエプロ」は3千人、野菜ソムリエを生業として活躍する「野菜ソムリエ上級プロ」は145人いる。

 西川さんは野菜ソムリエ上級プロで、道の駅ソレーネ周南内の「地産地消レストラン ベーカリーキッチン『菜』」の責任者。「トマト=平和」「レタス=優しい愛」といったヤサイコトバを考案し、野菜の魅力を発信し続けている。すべてポジティブな言葉を選んだ。

 アワードは協会が野菜ソムリエプロ以上を対象に開いている。今年は野菜ソムリエとしての活動を動画にまとめてエントリーし、最終選考に残った23人のなかから、動画を視聴した人による投票や協会・外部審査員の評価などで金・銀・銅賞を選んだ。

 西川さんは、ヤサイコトバを使って商品のPRや開発につなげている事例を紹介。ソース会社とのコラボでは、縁起のいいヤサイコトバをソース瓶のラベルに使い、おみくじ感覚で商品を選べるようにした。食品会社と開発した冷凍野菜の詰め合わせ「食べるお守りミールキット」には、受験や試合前の験担ぎにと、「吉報」というヤサイコトバの小松菜、「勝利」のホウレンソウが入っている。

 西川さんは2018年にも銀賞を受けた。これまで考えたヤサイコトバは100個ほど。

 「ヤサイコトバで野菜がかわいいとか、残すのはもったいないという気持ちを育んでもらい、食品ロスを防いで『持続可能な豊かな食卓』の実現にお役に立てば。ヤサイコトバが世界のスタンダードになれるように頑張りたい」(垣花昌弘)