愛知で男性保育士が女児にキスの疑い 退職し調査に限界

小林圭
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 愛知県大治町の私立保育園で6月中旬、20代男性保育士が女児にわいせつな行為をした疑いがあることがわかった。7月に依願退職し、名古屋市の放課後等デイサービスに再就職したという。

 報告を受けた県は、同園に事実関係などの調査をするが、退職した保育士については「強制的に話を聞く法的根拠がない」としている。

 同園によると、男性保育士は6月中旬、担任する女児にキスした疑いが浮上。町によると、同17日に女児の保護者から園に相談があった。

 保育士は、園に対して「故意ではない」と話したという。その後、複数の保護者の情報でほかの女児にもキスした疑いがあるとわかった。

 保育士は2019年11月からパートで勤務。今年4月から正規職員として女児の担任をしていた。7月に退職後、放課後等デイサービスに再就職したと、同園に伝えてきたという。

 県は今月10日、町から報告を受けた。「事案が事実なら許しがたい」として、今後、同園に聞き取り調査を実施する予定だ。

 ただ、県は同園の職員には聞き取り調査ができるが、退職した保育士を調査する権限はなく、限界があるとしている。事実関係が認定できなければ、保育士登録の取り消しなどの行政処分はできないという。(小林圭)