パラ観戦中止、職員室は拍手 行政に振り回された学校

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塩谷耕吾
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 東京都のある公立校では、まだ夏休み中の今月下旬、職員室に教員が集まり、会議が行われていた。東京パラリンピックを生徒が観戦する手順の打ち合わせだった。

 東京五輪・パラリンピックの競技会場がある1都3県の小中学生らに観戦機会を提供する「学校連携観戦プログラム」。この学校のある自治体は、7月に一度は同プログラムの辞退を発表していた。

 だが今月中旬、一転してパラリンピックでは同プログラムで生徒を観戦させることを決定。学校側は対応に追われていた。

 打ち合わせ中、職員室の電話が鳴った。着信は自治体からだった。電話を受けた教員が、全員に伝えた。

 「たった今、観戦の中止が決まりました」

 次の瞬間、職員室は拍手に包まれたという。

 元々は、五輪やパラリンピックの観戦には大賛成だったのに。拍手の理由を教員の一人は明かす。

 「同僚はみんな、安堵(あん…

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