パラ「金」へ闘争心むき出し 車いすラグビー・池崎大輔

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能田英二
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 東京パラリンピック車いすラグビー日本代表のエース、池崎大輔選手(43)=北海道函館市出身、三菱商事=が金メダルに挑む。

 日本代表は右肩上がりの成長を遂げている。パラリンピックは2012年のロンドンで4位、次のリオで初のメダルとなる「銅」を獲得した。18年には世界選手権で優勝し、いよいよ東京で「金」を見すえる。

 「全員が金メダルを目標にしている。金メダルの道のりは楽ではない。金メダルを取る覚悟、熱量が大切になる」

 3度目のパラ出場になる池崎選手は、報道陣の合同オンラインインタビューで語った。

 予選から難敵が待ち構える。初戦の相手は相性が良くないというフランス。パラ2大会連続で「金」の豪州も同じ組だ。「豪州とは互いに手の内はわかっている。対策を立て、予選1位をめざしてやる」

 池崎選手は6歳のとき、手足の筋力が低下していく難病指定の「シャルコー・マリー・トゥース病」と診断された。岩見沢高等養護学校で始めた車いすの競技はバスケットだった。

 同校教諭の楢山健さん(51)は、入学当初は「どうせ……」とスポーツに消極的だった池崎選手が面白さに目覚め、陰で腕立て伏せなどの努力を続けてきたことを覚えている。しかし、卒業後、握力の衰えが進行した池崎選手はバスケットで伸び悩んだ。「パスをしようとして落球し、ショックを受けていた」と楢山さん。

 そんなとき、「北海道ビッグディッパーズ」という車いすラグビーのチームから誘われた。球はバレーボールに近くて軽い。車いすを激しくぶつける「タックル」の衝撃音は、池崎選手にとって「ラグビー人生のゴングだった」。29歳で転向し、32歳には日本代表に選ばれた。

 日本代表の中心選手になって…

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