明浄学院元理事長に二審も懲役5年6カ月 土地売却巡り

松浦祥子
[PR]

 学校法人明浄(めいじょう)学院(大阪府熊取町)の土地売却をめぐり、手付金21億円を着服したとして、業務上横領の罪に問われた法人元理事長の大橋美枝子被告(63)の控訴審判決が25日、大阪高裁であった。村山浩昭裁判長は「一審の量刑認定に誤りはない」として、懲役5年6カ月とした一審・大阪地裁判決を支持し、弁護側の控訴を棄却した。

 今年1月の一審判決によると、大橋被告は学校法人の経営権を得るため、マンション用地を求めていた不動産会社「プレサンスコーポレーション」(大阪市)元社長、山岸忍被告(58)=同罪で公判中=から個人的に18億円を借り入れた。大橋被告はこの資金を使って、理事長に就任。2017年7月、プレ社に高校の半分の土地を売却すると、プレ社側から振り込まれた手付金21億円を横領し、山岸被告への返済にあてた。

 大橋被告は起訴内容を認めて事実関係を争わず、一審判決の量刑は重すぎると主張していた。(松浦祥子)