アルジェリア、モロッコと断交 大規模森林火災が影響か

カイロ=北川学
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 北アフリカアルジェリアのラマムラ外相は24日、西隣モロッコとの外交関係を断絶すると発表した。モロッコによる「敵対行為」を理由とした。アルジェリアを含む地中海沿岸で広がる森林火災が影響したとみられる。

 アルジェリア北部カビール地方で、今月8日ごろに大規模な森林火災が発生。AFP通信によると、これまでに少なくとも90人が死亡した。テブン大統領は、同地方の独立を求める民族勢力が放火した可能性を示唆。対立するモロッコの関与を疑っている。

 アルジェリアは、モロッコが実効支配する西サハラからの独立をめざす武装組織を支援している。

 ラマムラ外相は24日の記者会見で、モロッコ側がイスラエル企業が開発したスパイウェア「ペガサス」をアルジェリアの当局者に対して使用したと主張した。ロイター通信によると、モロッコはペガサスの所有を否定している。(カイロ=北川学)