新生児死亡「自分も同じだったかも」 臨月で感染の妊婦

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 出産直前の8月初旬に新型コロナ感染が判明した埼玉県の女性(39)が取材に応じた。肺炎があっても一時入院できず、入院翌日に緊急出産した。千葉県で感染した女性が自宅出産し、新生児が亡くなったことに「妊婦と赤ちゃんを救う態勢を作って」と訴える。

 「もうすぐ出産なのに、どうしてこのタイミングなの?」。8月初旬、埼玉県に住む臨月の女性はがくぜんとした。

 長女(5)の保育園で、園児の新型コロナ感染が発覚した。クラス全員のPCR検査で長女は陰性だったが、自分自身には鼻づまりやせきなどの症状が出た。味は感じるがにおいがわからない。第2子の出産予定日は8月30日に迫っていた。

 すぐに病院でPCR検査を受け、13日に陽性が判明した。肺炎になっていると診断されたが、保健所には「入院先はない」と言われた。仕事は在宅で外出はほとんどしていない。保健所からは、陽性の園児の親とお互いにマスクを着けた状態で5分ほど園で話したことが、感染経路として考えられると言われたという。

 自宅で、夫と長女とは別の部屋にこもった。熱はないが、せきがひどい。入院先が見つからないまま、13日夕方に「今日は自宅待機をして欲しい」と保健所から連絡があった。体調が急変したらおなかの中の子どもはどうなるのか。不安でたまらなくなった。別の部屋から長女の声が聞こえると、「今は会えない」と我慢させている申し訳なさでいっぱいになった。

 翌朝も保健所が入院先を探し…

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