タリバン、生活の正常化を強調 銀行や学校の再開を約束

有料会員記事アフガニスタン情勢

バンコク=乗京真知
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 アフガニスタンで首都カブールを占拠し、権力を掌握したイスラム主義勢力タリバンの報道担当のザビフラ・ムジャヒド幹部が24日、記者会見を開き、女性公務員は「新政権が発足すれば復職できる」との見通しを示した。銀行や学校の早期再開も約束した。市民生活の正常化に努める姿勢をアピールし、国家運営を軌道に乗せたい思惑があるとみられる。

 ガニ政権が崩壊した15日以降、タリバンの会見は2回目。首都の報道センターで会見したムジャヒド幹部は前回17日に続き、注目されている女性の権利に関して発言した。タリバンが構想する統治体制は、今回の会見でも明らかにしなかった。

 女性公務員が現在、出勤停止を命じられていることについて、ムジャヒド幹部は「治安上の理由からで、一時的なものだ」と説明。「新政権が発足するまでは自宅で待機するように」と求め、将来的に復職を認める方針を示した。

 記者から「女性が就ける仕事に制限はあるのか?」と問われると、前回の会見と同じく「イスラム法の範囲内で」という条件をつけた上で、「新政権が発足すれば明らかになる」として回答を避けた。

 現金不足で閉まっている銀行は「明日(25日)から再開させる」とし、「預金は守られる」と語った。燃料や食料が高騰するなか、現金不足は国民が最も懸念するテーマだ。25日正午時点でカブール中心部の銀行は閉まっていた。

 タリバンはアフガン中央銀行のトップを新たに指名したが、米国がアフガン中銀の資産を凍結したり、米ドルの輸送が止まったりしているため、銀行が開いたとしても現金不足が解消する見込みは薄い。

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