「つながる車」の保険 トヨタ、損保4社に取り扱い拡大

三浦惇平
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 トヨタ自動車は、通信機能を備えたコネクテッドカー用の保険サービスを取り扱う損害保険会社を2022年1月から広げる。車両の走行データが保険会社に通信で伝わるため事故対応が速くなったり、安全運転による保険料割引を受けられたりする利点がある。

 コネクテッドカーは「DCM」という通信機でデータをやりとりする。保険サービスは、18年6月以降に発売されたトヨタのコネクテッドカーが加入できる。

 トヨタのコネクテッドカー用の保険サービスは、あいおいニッセイ同和損保が18年1月から販売し、今年7月末までに約6万7千件の契約がある。ドライバーの選択肢を増やすため、この保険の取り扱いを東京海上日動火災保険三井住友海上火災保険損保ジャパンの大手3社にも広げる。

 このサービスは加入者の同意のもとで事故時、走行経路、ブレーキ、ハンドル操作といったデータがトヨタのデータセンターを通じ保険会社に提供される。このため、事故の相手との示談交渉に臨む保険会社に状況を詳しく説明する必要がなくなる。

 急発進や急ブレーキの回数などから算出した「安全運転スコア」に応じた保険料の割引もあり、ドライバーの安全意識を高めて事故を減らす効果が期待できる。トヨタによると、スコアによっては1割程度の割引を受けられるという。(三浦惇平)