総裁選、前回は首相支持の各派閥 領袖意向は通じるか

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岡村夏樹
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 菅義偉首相自民党総裁任期満了に伴う総裁選は、9月17日告示、同29日投開票で行われる見通しとなった。首相は昨秋の菅政権誕生の立役者となった二階俊博幹事長頼りの再選戦略を描いているが、前回は首相を支持した各派閥は一枚岩からほど遠く、見通しは不透明だ。

 首相は25日、自民党本部までわざわざ足を運び、二階氏と向き合った。総裁選日程が話題になると、党に委ねる考えを示し、「日程が決まれば異論はない」と述べたという。

漂流 菅政権 (コロナの時代 第2部)

緊急事態宣言がまた拡大・延長されます。新型コロナの感染拡大を抑え、国民の信を問うという菅義偉首相の戦略は崩れつつあります。A-stories「漂流 菅政権 コロナの時代」では、政権発足以来のコロナ対応を検証します。

 無派閥で党内基盤が弱い首相にとって、再選を勝ち取るには二階氏の支持は欠かせない命綱だ。内閣支持率が低迷し、おひざ元の横浜市長選でも全面支援した候補が敗北した直後なだけに、二階氏の存在がより大きくなっている。

 これに呼応するかのように、二階氏は24日の記者会見で、自らが率いる二階派として首相の再選を支持する考えを明言。昨秋の総裁選でも二階氏が真っ先に菅氏支持を表明し、最終的に主要5派閥が菅氏支持に雪崩を打った経緯がある。二階氏が幹事長として権力を維持するためにも、首相の再選は欠かせず、前回の再来をねらい、再び主導権を握りたいのが本音だ。

 今回の総裁選では、党内最大…

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