脱・食品プラ容器 知恵絞る各社 紙パックに切り替えも

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高木真也、田幸香純
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 「脱プラスチック」の流れが加速するなか、食品用プラ容器の削減にメーカー各社が知恵を絞っている。紙パックに切り替えたり、再利用を増やすために新たな回収の枠組みをつくったり。消費者の環境意識の高まりを支えに、事業の持続可能性を高めたい考えだ。

 J―オイルミルズは、主力のキャノーラ油とごま油の容器を、プラスチックから紙パックに換えた商品を売り出した。内側に、酸素や光を通しにくいフィルムを張って油の劣化を防ぎ、賞味期限は2年とプラスチック容器の倍の長さを実現した。注ぎ口など一部にプラ素材は残るが、使用量は約6割減らせるという。

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J―オイルミルズが発売した紙パックのごま油=同社提供

 同社は2000年代にも紙パック容器で植物油を売り出したが、製造コストがかさむため商品価格も割高となり、振るわなかった。脱プラの機運が広がっている今なら消費者に受け入れられると考え、改めて導入を決めたという。今後は、オリーブ油などにも紙パックの商品を広げる方針。

 日本製紙は、内側にアルミやフィルムを張らなくても、特殊な薬品で保存性を高めた紙パック製品を増やしている。学校給食で出る牛乳などをストローなしで飲みやすくするため、飲み口を工夫して開けやすくした紙パックも、販売が伸びているという。

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飲み口を工夫して開けやすくした紙パック=日本製紙提供

 同社によると、飲料向け紙容…

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