近江の先発、強打者を恐れず 大阪桐蔭戦の反省生かした

坂名信行
[PR]

(25日、高校野球選手権大会 近江7-4盛岡大付)

 盛岡大付の強打者たちは力いっぱいにバットを振ってくる。鋭いファウルが飛ぶ。近江の先発、2年生の山田陽翔は恐れない。「体は自分より大きくても気持ちは負けない。懐を突いて、しっかり変化球をコースに投げた」

 ピンチは三回。1点差に迫られ、なお1死二塁で岩手大会5本塁打の金子京介。143キロの内角の直球を振らせ、スライダーで追い込んだあとは低めのカットボールでバットに空を切らせた。安打、死球で2死満塁に。やるべきことは変わらない。相手6番をフォークで空振り三振に仕留めた。

 力みから二回までに4失点した大阪桐蔭戦の反省を生かした。ブルペンでの投球練習を20球ほど増やし、「三回から登板するような感覚」で先発。奏功し、予定の6回を2失点に抑え、救援の岩佐直哉につないだ。計7安打を浴びたが中軸には単打1本しか許さなかった。

 準々決勝の相手は昨秋の近畿大会で負けた神戸国際大付。「あの試合はバッテリーミスで負けた。バッテリー中心で勝ちたい」(坂名信行)