米国市民1500人がまだアフガニスタンに 米国務長官

アフガニスタン情勢

ワシントン=園田耕司
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 ブリンケン米国務長官は25日、アフガニスタンからの退避作戦について記者会見し、同日時点で1500人の米国市民がアフガニスタンに残っていることを明らかにした。米政権は今月31日に首都カブールの空港で展開中の退避作戦を完了させ、米軍を撤退させる方針。しかし、ブリンケン氏は米国市民の国外退避に「最終期限はない」と強調し、外交的な支援策などを行う考えを示した。

 ブリンケン氏は会見で、「我々の最優先事項は米国市民の退避だ」と強調。ブリンケン氏によると、1500人のうち、500人は直接連絡が取れており、すでに空港に安全に到着できるように指示を出しているという。一方、1千人については国外退避を望むかどうか、電話やメールで連絡を取っている段階だという。

 ブリンケン氏は、31日に米軍による退避作戦を完了したのちも、米国市民や米国へのアフガン人協力者の国外退避を続けるという考えを強調。「我々は31日が過ぎた後も国外脱出を望む人々の退避をめぐり、どのように領事業務の支援を提供することができるかどうかなど詳細な計画について協議している」と語った。

 ブリンケン氏によると、アフガン政権崩壊前日の14日以降、4500人の米国市民が退避したという。(ワシントン=園田耕司