NY州のコロナ死者1万2千人増 新知事が基準を改める

新型コロナウイルス

ニューヨーク=藤原学思
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 米ニューヨーク州は25日、新型コロナウイルスによる死者数について、前日より約1万2千人多い5万5395人と発表した。ホークル新知事が死者数の公表基準を変更したためで、ホークル氏は米公共ラジオ(NPR)の取材に「透明性を高める努力の一環だ」と語った。

 同州はこれまで、病院や高齢者施設で亡くなり、新型コロナと診断された人たちを死者数として集計。自宅やホスピス、刑務所、障害者施設で亡くなり、新型コロナだと疑われる人たちについては死者数に含めていなかった。

 同州の死者数をめぐっては、セクハラ問題で辞任したクオモ氏が知事だった2月、高齢者施設の入所者の新型コロナによる死者数を故意に少なく公表していた疑惑が発覚している。24日に就任したホークル氏は、基準を見直して死者数を幅広く捉えることで、州政府のイメージを刷新したい狙いがあるとみられる。

 ホークル氏はNPRに対して、「州民は何が起きているかについて、わかりやすく、偽りのない情報を得るべきだ。良い悪いを問わず、真実を知る必要があり、それが信頼を回復する方法だ」と語った。

 ニューヨークは昨春、新型コロナの感染拡大の中心地となり、24時間で1千人以上の死亡が確認された日もあった。これまでの感染確認者数は総人口2千万人の1割以上にあたる223万人となっている。(ニューヨーク=藤原学思

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