自衛隊機がカブールに 退避希望者は空港へたどり着けず

アフガニスタン情勢

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  アフガニスタンに残る国際機関で働く日本人や日本大使館の現地スタッフらを、隣国パキスタンの首都イスラマバードに運ぶため自衛隊のC2輸送機が日本時間25日夜に現地を発った。カブール空港に到着したが、退避を求める人たちが空港に着いておらず、退避希望者を運び出すことはできなかったことが政府関係者の話でわかった。

 カブール空港で退避希望者を誘導する自衛隊員や、必要な物資を運び込むことには成功したという。すでにイスラマバードに到着している2機のC130輸送機を近くカブールに送り、退避を求める人を移送する予定だ。空港を管理する米軍の撤退期限が今月末に迫るなか、自衛隊が現地で活動できる期間は数日とみられている。

 政府はイスラマバードを拠点にし、カブールの空港との間をピストン輸送することを計画。退避の主な対象は、国際機関で働く「若干名」の日本人のほか、大使館と国際協力機構(JICA)の現地スタッフら。その家族も含めると計数百人規模とみられている。退避を希望するスタッフらは自力で空港まで移動する必要があり、実際に空港までたどりつけるかが課題となっている。