「この経験を、次に」王位を初防衛、藤井聡太二冠の決意

佐藤圭司
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 将棋の第62期王位戦七番勝負(新聞三社連合主催)をシリーズ成績4勝1敗で制し、王位というタイトルの初防衛を果たした藤井聡太王位(19)=棋聖と合わせ二冠=が、対局から一夜明けた26日午前、徳島市のホテルで記者会見した。

 スーツ姿の藤井王位はすっきりした表情で「昨日は普段どおり午後11時に寝て、今朝は午前7時半ごろ起きました。しっかり寝ることが出来ました」。

 一夜明けた心境を聞かれると、「防衛という結果を出すことが出来てホッとした気持ちもありますが、今後も重要対局が続くので、今回の番勝負の経験を次につなげることを考えないといけない」「序盤のさまざまな形に対する認識力を高めていく必要がある」などと話し、勝って、なお、前を見据える言葉を重ねた。

 30日には永瀬拓矢王座(28)との第34期竜王戦読売新聞社主催)挑戦者決定三番勝負第2局があり、勝てば、豊島将之竜王(31)への挑戦権を獲得する。9月13日には第6期叡王戦五番勝負(不二家主催)の第5局があり、勝てば叡王のタイトルを奪取し、自身初の三冠を達成し、三冠の最年少記録も塗り替える。

 王位戦は将棋界に八つあるタイトル戦の一つ。七番勝負は持ち時間各8時間の2日制で、例年7~9月に行われる。(佐藤圭司)