柳田将洋が共に戦った福沢達哉 引退した先輩が送る金言

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構成・木村健一
【動画】バレーボールの柳田将洋が、日本代表の先輩でもある福沢達哉さんと対談した
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 バレーボール男子前日本代表主将の柳田将洋(29、サントリー)と、北京オリンピック(五輪)代表で、今季限りで引退した福沢達哉(35、パナソニック)は、ともに東京オリンピック(五輪)前に代表から離れた。五輪での日本の戦いぶりや2人の今後についてオンラインで語り合った。

〈8月14日の引退試合後のセレモニー。柳田は福沢に花束を贈った〉

 柳田 「3秒ぐらいしか対面できなかったので、シンプルに『お疲れ様でした』と伝えました」

 福沢 「花を添えてくれて感謝しています。最後の日を終えられて、大きな区切りになりました」

〈5月の紅白戦後、柳田は日本代表から離れた。福沢は宿舎で同部屋だった。清水邦広(35、パナソニック)も加わり、語らった〉

 柳田 「何を話したのかも重要だけれど、その時間自体に前を向くきっかけをもらった」

 福沢 「慰めるという次元の話ではなく、とにかく一緒にいる時間をつくりたいという思いだった」

〈福沢は6月に代表から外れ、引退を表明。東京五輪で日本はイランを破り、1992年バルセロナ五輪以来の8強入り。準々決勝は世界ランク1位のブラジルにストレートで敗れた〉

 柳田 「日本が世界に対して、どう戦っていくかをアピールできた。キャプテンの石川(祐希)は個の力を発揮して活路を見いだすと言っていた。その上にチームプレーが乗ってくる。次はどうやって一歩ステージを上がっていくか」

 福沢 「日本のレベルは上がっている。各国は熾烈(しれつ)な予選を勝ち抜いて勝ち上がり、日本は開催国として出場できる。その温度差がキーポイントだと思っていた。自国開催の日本の方がギアが一段も二段も上がっていた。日本が立ち止まっていた所から、ようやく大きな一歩を踏み出せた。技術的な差は縮まっている。日本は大きな選手が多いわけではない。その分、連係や細かいスキルのレベルの高さを感じた。そこを武器にしてチームとして動けている。力の差は、今までみたいに世界の壁がすごく高いという感じではなくて、カラーを出していけば日本でも勝てるところを見せられた。日本はこれから世界の上位にくるというのを、他の国も感じ始めたと思う」

日本代表、そしてVリーグの未来をよくするために。2人の熱いトークは続きます。8月27日付の朝刊紙面でも詳報します。こちらの連載シリーズ「自分らしく 柳田将洋の挑戦」は紙面では今回が最終回。朝日新聞デジタルでは9月以降も引き続き、随時配信します。

 「マサ(柳田)も言うように…

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