北朝鮮が9月に最高人民会議 食料難の中、経済を議論か

ソウル=神谷毅
[PR]

 北朝鮮の国会にあたる最高人民会議が9月28日、平壌で開かれる。朝鮮中央通信が26日、同会議の常任委員会の決定として伝えた。同会議の招集は1月以来となる。決定によると、経済関連の法律改正や人事などが討議される。

 北朝鮮は長引く経済制裁新型コロナウイルス流入を防ぐ国境封鎖に加え、水害と干ばつにも見舞われ、食糧事情が厳しくなっている。食糧政策を含む経済対策や、体制結束を図るための人事問題などが議論されるとみられる。

 また、26日は16日から開かれていた米韓合同軍事演習の最終日だったが、演習期間中に北朝鮮による大きな軍事行動は起きなかった。一方、8月下旬に訪韓した米国のソン・キム北朝鮮担当特別代表は「北朝鮮のカウンターパートと、いつどこでも会う準備ができている」と強調したものの、新しい提案などはなかった。このため「北朝鮮が状況を動かそうとミサイル発射などを行う可能性がある」(北朝鮮の元高官)との見方はある。(ソウル=神谷毅)