投資会社幹部「損失出したことない」実態は自転車操業 

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 投資会社「リプラス」(東京都港区)が元本保証や高配当をうたい、無登録で全国の客から出資を募ったとされる事件で、警視庁は、同社社長の山下寛子(48)=港区麻布十番2丁目=、運用担当の幹部だった白石勢輔(64)=板橋区富士見町=の両容疑者ら同社の関係者5人=いずれも金融商品取引法違反(無登録営業)罪で起訴=を詐欺容疑で再逮捕し、26日発表した。同庁は認否を明らかにしていない。

 生活経済課によると、5人は共謀し、2019年春~夏ごろ、東京都埼玉県の35~73歳の男女6人に「毎月8%以上の配当や元本を保証する」などとうそを言い、株や先物取引の投資名目で計1050万円をだまし取った疑いがある。

 リプラスは17~20年、全国の約1500人から計約80億円を集金。顧客には月利8~16・6%の高配当や元本保証をうたっていたが、同社が出資金の2~3倍の利益を出し続けなければ、実現しないものだった。出資金の一部は先物取引などで運用していたとみられるが、多額の損失を出していたという。

 白石容疑者は同社のセミナーで「運用は好調で、何年も利益を出し続けている。損失を出したことはない」などと説明していたが、18年冬ごろからは配当が滞り、19年春ごろには自転車操業状態に陥っていたという。

 リプラスをめぐっては今月、再逮捕された5人や別の元社員ら計7人が17年4月~19年3月、金融商品の取引資格がないのに首都圏の男女12人から計約3500万円を集めた疑いで逮捕されていた。