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訪問介護ヘルパーの感染増 優先接種対象外の自治体も

有料会員記事新型コロナウイルス

石川友恵
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 訪問介護など在宅系の介護従事者が新型コロナウイルスに感染する例が増えている。在宅介護の担い手を先行接種の対象にするかどうか、自治体の判断が分かれているためとみられる。入院病床が足りず、自宅療養者が急増する中、現場では感染への不安が高まっている。

 介護従事者でつくる労働組合「日本介護クラフトユニオン」(組合員約8万6千人)のもとには8月以降、組合員が新型コロナに感染したとの報告が増えている。8月に確認された感染者は、24日までで35人となった。訪問介護サービスの利用者らから感染した例もあったという。

 都内で訪問介護をするヘルパーの40代の男性は、まだ1回もワクチンを接種できていない。「自宅療養の人も増えるなかで、ヘルパーもワクチン接種が早くできれば安心感が得られるのに」と話す。男性が住む自治体では、在宅介護従事者は優先接種の対象外だった。男性は一般の接種枠で受ける予定だが、予約枠が埋まっている状態が続く。同じ事業所に勤務する人たちも同様の状況だという。

 利用者の多くは65歳以上でワクチン接種を完了しているが、現場ではその同居家族とも接する。自分たちが感染したら介護サービスを提供できなくなることも懸念する。男性は「介護を受けられなくなったら命に関わる人もいる。不満は募るが、今は自分たちでしっかり感染予防をしてやっていくしかない」と話す。

 介護従事者のワクチン接種を…

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