ガザ衝突、きっかけの地を訪ねた…パレスチナ人立ち退き問題の根深さ

有料会員記事

エルサレム=清宮涼
[PR]

 長年住んでいる家を追い出されるかもしれない――。イスラエル占領下にある東エルサレムで、パレスチナ人が立ち退きを求められている問題が今年、注目を集めた。5月にパレスチナ自治区ガザ地区の武装勢力とイスラエル軍との軍事衝突が起きるきっかけにもなった。停戦した今も法廷で論争が続いており、今後も再燃しかねない。

 焦点となったのは、東エルサレムにあるシェイクジャラ地区だ。

 イスラエルの裁判所では、立ち退きを求めるユダヤ人団体とパレスチナ人住民の間で裁判が続く。

 8月2日、イスラエル最高裁は立ち退き命令ではなく、双方に和解案を提示した。

 ユダヤ人側に事実上の所有権を認める一方で、パレスチナ人住民に一定期間、立ち退きを求めない、という内容だ。だが住民側は受け入れを拒んだ。立ち退きを求められているカルメル・カセムさん(36)は「ここはヨルダン政府と国連に認められた、我々の土地だ。ユダヤ人の所有権を認めることはしない」と語気を強める。

 シェイクジャラ地区の問題は、イスラエルの建国にまでさかのぼる。

 1948年にイスラエルが建…

この記事は有料会員記事です。残り1585文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【10/25まで】スタンダードコース(月額1,980円)が今なら2カ月間無料!詳しくはこちら