小泉環境相、首相支持「おろしてみろとの気概で臨んで」

自民

戸田政考
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 小泉進次郎環境相が26日、朝日新聞の単独インタビューに応じ、自民党総裁選(9月17日告示、29日投開票)で菅義偉首相を支持する考えを表明した。党内で、新たな首相のもとで衆院選を戦おうという「菅おろし」の声が出始めていることに、「『降ろせるものなら降ろしてみろ』という気概で臨んでほしい」と、首相にエールを送った。

 小泉氏は首相について「深刻化している気候危機に、政治家として最もリーダーシップを発揮して縦割りを打破し、政策強化を実現してくれた」と述べ、気候変動対策に注力してきたことを支持理由として挙げた。首相は昨秋、2050年に温室効果ガスの排出を「実質ゼロ」にするカーボンニュートラルを宣言。今春には30年の削減目標を13年度比46%に引き上げた。小泉氏は「この流れを決して変えてはいけない」と語った。

 一方、小泉氏は「世の中の多くの人は、コロナのような危機の時こそ、自分の言葉でしっかりと説明してくれることを政治に求めている」と指摘。新型コロナウイルスの感染状況について、「明かりははっきりと見え始めている」と首相が述べた25日の記者会見を挙げ、「今のままでは国民にメッセージが伝わらない。首相自身も変わらなければいけない」と注文を付けた。

 また小泉氏は、昨年の総裁選で「『菅さんしかいない』と言ったのは多くの派閥だ」として、「菅おろし」の動きを牽制(けんせい)。「みんなが首相に『総理になってくれ』と言ったのだから、首相は気にすることなく、『降ろせるものなら降ろしてみろ』という気概で臨んでほしい」と述べた。(戸田政考)