ヘリに車両、武器弾薬も 米軍最新兵器がタリバンの手に

有料会員記事アフガニスタン情勢

バンコク=乗京真知
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 アフガニスタンで政権を崩壊させ、権力を掌握したイスラム主義勢力タリバンが、米国がこれまでアフガン政府軍に供与した最新兵器を手にして軍事力を伸ばしている。米国がタリバン掃討のために続けてきた軍事支援が、タリバンの軍備増強につながるという皮肉な結果を生んでいる。

 灰褐色の荒野からヘリコプターが飛び立ち、雲一つない空を低空飛行する――。政権崩壊の前日の8月14日、タリバン構成員から朝日新聞に送られてきた動画の一場面だ。構成員は「(南部)カンダハルでヘリコプターの飛行が始まった」と説明した。

 それまでタリバン地上戦で優位に立っていたものの、航空機がないため制空権はアフガン政府軍やそれを支援する米軍に握られていた。タリバンは今月初め、全国に34ある州都を一斉攻撃。刑務所から仲間を逃がした後、軍基地や警察署を占拠し、武器や弾薬だけでなく、軍用ヘリや軍用車などを次々に奪った。

 サリバン米大統領補佐官(国…

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