記者に暴行、カメラ没収 タリバン幹部の主張と食い違い

アフガニスタン情勢

バンコク=乗京真知
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 イスラム主義勢力タリバンが首都カブールを占拠し、権力を掌握したアフガニスタンで、地元有力テレビ「トロ」は26日、同テレビのズィアール・ヤード記者ら2人が取材中にタリバン戦闘員から暴行を受け、カメラなどを奪われたと伝えた。

 カブールではタリバン戦闘員による暴力被害の報告が相次いでいる。

 同テレビによると、ヤード記者が25日、カメラマンの同僚とともにカブール市中心部で失業者の取材をしていたところ、近づいてきたタリバン戦闘員に携帯電話やカメラを取り上げられた。

 ヤード記者が記者証を見せたところ、平手打ちをされたり、銃で殴られたりしたという。

 タリバン報道担当のムジャヒド幹部は17日の記者会見で「民間の報道機関は自由で独立した活動を続けていい」「恐れることはない」と語っていたが、その方針に従わないタリバン戦闘員もいる。

 SNS上では、タリバン戦闘員が運転中の市民を車から引きずり下ろしたり、通行人を銃床で殴ったりする様子を捉えた動画が拡散している。(バンコク=乗京真知