瑠璃色の花に瑠璃色のハチ 熊本・産山村のヒゴタイ見頃

城戸康秀
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 熊本県産山村田尻の「ヒゴタイ公園」で、約1万株のヒゴタイが見頃を迎えている。大きいもので直径約5センチの瑠璃色の花が咲き誇る高原には、同じく瑠璃色の「ブルービー」が飛び交っていた。花は早咲きと遅咲きがあり、9月上旬まで楽しめるという。

 公園は標高約900メートルの高原にあり、北にくじゅう連山、南に阿蘇山や遠く祖母山を望む。ヒゴタイは阿蘇地方でお盆の頃にお墓に供える「盆花」として使われてきたが、現在は環境省のレッドリストで絶滅危惧Ⅱ類に指定され、県の指定希少野生動植物として自生地からの採取や譲渡などが禁止されている。

 午後から雨が上がった25日、公園には県内外から約100人が訪れた。南阿蘇村で輸入衣料雑貨店を営む佐藤孝典さん(52)と妻かな恵さん(54)は、ヒゴタイを見るのは初めて。さらに「幸運を呼ぶハチ」として人気のブルービーにも初めて出会えたという。飛び交うハチをかな恵さんが目で追い、ヒゴタイにとまったところを孝典さんが撮影する「連係プレー」で2匹が同じ花にとまる姿もとらえて、幸運を喜んでいた。 公園の営業時間は午前8時半~午後5時。入場料は一般400円、小中学生250円、20人以上の団体は1人250円。問い合わせは公園キャンプ村(0967・25・2777)へ。(城戸康秀)