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第5波、学校や学習塾で感染急増 100人感染した塾も

有料会員記事新型コロナウイルス

平井茂雄
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 千葉県内の新型コロナウイルスクラスター(感染者集団)が400件を超えた。現在の「第5波」は、学校や学習塾などの教育施設での発生が急増していることが特徴だ。

 県内のクラスターは今年1月の月71件がピークで、そこから減少傾向にあった。7月に増加に転じ、8月12日には計400件、26日現在444件に。8月は既に73件で月間最多を更新した。クラスターの感染者は累計7565人に上る。

 今月3日に船橋市役所本庁舎3階で、隣り合う三つの課にわたったクラスターでは、当初は18人の感染を確認。マスク着用や「個食」、換気を徹底するなどしており、市保健所は濃厚接触者はいないと判断していた。

 しかし、念のため職員計約70人を検査したところ、14日までに感染者は33人に。市保健所は「これまで通りの感染対策はしていても、感染が広がった。(インドで確認された)デルタ株の影響が大きいのでは」と話す。

夏季講習の学習塾でも感染広まる

 中学や高校、学習塾などのクラスターは6月の2件41人から、7月8件100人▽8月22件390人と急増した。クラスター全体に占める割合も増えている。

 特に多いのが高校。7、8月に教育施設で発生した計30件中、計18件が高校での発生だった。

 学校は夏休み中だが、特に運動部は練習中はマスクを外すことが多く、クラスターの多くが練習中に発生しているとみられる。県教委は「高校生は電車などで通学しており、市中感染のリスクが高い。そこから部活動を通じて広がった可能性がある」と話す。

 県教委によると、練習は「3時間まで」「昼食をまたがない」などの指針があり、県立高校で発生したクラスターでは、ほぼ指針が守られていたという。ただ「部活後に生徒同士で食事に行くなど、学校を離れた場面まではコントロールできない」と、難しさをにじませる。運動部の下宿先の食事中に広がったとみられる例もあった。

 夏季講習で子どもが集まる学習塾でも発生が相次ぐ。ある塾では、16日までに小中学生ら計100人の感染を確認した。せきの症状がある講師から感染が広まったとみられる。

 保育所など乳幼児施設でも急増中だ。教育施設と乳幼児施設を合わせると、7月は全クラスターの4割、8月は5割以上を占めた。

 東京歯科大市川総合病院呼吸器内科の寺嶋毅教授は、「乳幼児の親たちの世代である20~30代の感染が増えており、そこから乳幼児に感染しているのではないか」と推測。「若い世代でも、家庭だけでなく部活動や塾などタテとヨコで感染が広がっている」と話す。

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