「和歌山並みに接種協力を」奈良知事発言に医師会が抗議

新型コロナウイルス

渡辺元史
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 新型コロナウイルスのワクチン接種をめぐる奈良県荒井正吾知事の発言を受け、県医師会の安東範明会長は26日、荒井知事に対し、抗議文を出した。荒井知事は20日、医師会に対して「和歌山並みにワクチン接種に協力してほしい」と発言していた。

 発端は19日、感染者の急増を受け、安東会長が会見した。「関西で足並みをそろえ、一歩踏み込んだ対策が必要だ」と、緊急事態宣言やまん延防止等重点措置の適用の必要性を訴えた。

 これに対し、荒井知事は20日の対策本部会議で、感染者数が奈良県より少ない和歌山県を引き合いに出し、「ワクチンを打ったから抑えられていると推察できる。奈良も一生懸命打とう」と語った。緊急事態宣言の適用を訴えた安東会長に対しては「ワクチン接種しないで緊急事態というのは責任を逃れられているんじゃないか」と話した。

 安東会長は26日に抗議文を出した後に会見し、県医師会はワクチン接種に「全力で協力している」と語った。ワクチンの供給減で個別接種が進んでいないことを挙げ、「打ちたくてもブレーキがかかっている状況。和歌山と比べて怠けていると言われている。軽く発言してもらっては困る」と話した。(渡辺元史)

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