県が集団接種会場を9市町に新設 若年層、妊婦が対象

新型コロナウイルス

神野勇人
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 福岡県の服部誠太郎知事は26日の記者会見で、新型コロナウイルスのワクチン集団接種会場を、福岡市北九州市など計9市町に新設すると発表した。若年層でのワクチン接種を急ぐことで、感染急拡大に歯止めをかける狙いがある。

 対象となるのは16~39歳のうち、子どもと接する機会の多い保育士や教職員のほか、福祉施設の職員、感染リスクの高い理容・美容業や飲食店といった生活衛生業の従事者ら。千葉県で自宅療養中の妊婦が早産し、新生児が死亡したことを受け、16歳以上の妊婦とその同居家族も対象にする。

 各地域のオフィスビルや公共施設などを会場とする。9月上旬にも予約の受け付けを始め、同15日から順次接種を始める。週3~4日間、午後3時ごろから8時ごろまで開く。9会場で1週間あたり計7千回接種し、10月下旬に閉所する予定。

 県は7月にも同じ職種の従事者計24万人へ集団接種を計画してきたが、国がワクチン不足から申請の受け付けを停止し、実施できなかった。緊急事態宣言下の地域にワクチンを優先配分するめどが立ったといい、服部知事は「非常に残念だったが、国の対応を迅速に活用して優先接種を直ちに始めたい」と話す。

 県の狙いは若年層へのワクチン接種の加速だ。希望する高齢者への接種はほぼ完了しているが、全世代での2回目の接種率は40%に満たない。最近の新規感染者の7割超が30代以下となっているなか、市町村の接種は50代から順次行われることが多く、「若い年代に打つことで市町村の補完になる」(服部知事)という。

 また、既に8千人を超える自宅療養者らの容体が急変した際に一時的に受け入れる「酸素投与ステーション」は、福岡市内で34床の規模で準備しており、来週にも患者を受け入れることができるという。今後は感染者の多い北九州市や久留米市などを念頭に、県内で計200床程度にまで増やす方針だ。(神野勇人)

福岡県が設置する集団接種会場

①JR小倉駅 ビエラ小倉(北九州市小倉北区)

②福岡天神センタービル(福岡市中央区)

③FLAG(フラッグ) KURUME(クルメ)(久留米市天神町)

イオンモール直方(直方市湯野原)

⑤クローバープラザ(春日市原町)

⑥宗像ユリックス(宗像市久原) ※10月からは宗像勤労者体育センター(同市須恵)

⑦旧上庄小学校(みやま市瀬高町上庄)

粕屋町福祉センター(粕屋町長者原東)

桂川町総合体育館(桂川町吉隈)

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