カブールの空港近くで爆発 米国人らが待機するホテルか

アフガニスタン情勢

バンコク=乗京真知、ワシントン=園田耕司
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 アフガニスタンの首都カブールにある国際空港近くで26日夜、大きな爆発が2回あった。ロイター通信は少なくとも13人が死亡したと伝えた。イスラム主義勢力タリバンの傘下に入ったアフガン内務省によると、爆発が起きた空港近くのホテルでは、国外退避の順番を待つ米国人らが待機していたという。タリバンと敵対する過激派組織「イスラム国」(IS)の犯行の可能性が指摘されている。

 米国防総省のカービー報道官は、空港のゲートと近くのホテルで爆発があった、とツイートした。米国人らに複数の死傷者が出ていることも明かした。

 アフガン内務省によると、爆発のあったホテルは国外退避の便を待つ米国人らが待機する場所として使われていたという。地元メディアは、救急車で運ばれてきた男性らが顔から血を流している様子を動画で伝えた。

 ロイター通信がタリバン関係者の話として伝えたところでは、子どもを含む13人が死亡し、近くにいたタリバン戦闘員も多数負傷したという。

 同空港は、アフガニスタンに残っている日本人のほか、日本大使館国際協力機構(JICA)のスタッフとして働いてきたアフガニスタン人らを自衛隊機で国外に移送するための出発地となる。爆発によって、この国外退避の計画に影響が出る可能性がある。

 空港周辺では、タリバンが権力を掌握した15日以降、国外脱出を願う市民ら数千人が殺到。IS系グループがテロ攻撃を起こす恐れがあるため、現地の米大使館は25日、SNSなどに脅威情報を流し、カブールに残っている米国民に対して「米政府から個別の指示があるまで空港のゲートには来ないでください」と注意喚起していた。

 また、空港のゲート近くでは23日早朝、アフガニスタン人の警備員に向かって何者かが発砲する事件も起きた。AP通信などによると、米軍やドイツ軍なども巻き込んだ銃撃戦に発展し、警備員1人が死亡、3人が負傷したという。発砲したのが誰かは明らかになっていない。(バンコク=乗京真知、ワシントン=園田耕司