テレビリモコン搭載、動画配信2社の戦略は

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聞き手・藤えりか
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ソニー「ブラビア」の最新型リモコン。2015年発売モデルではネットフリックスだけだった動画配信サービスのロゴつきボタンが、七つに増えている
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 テレビ離れや動画配信サービスの競争激化を背景に、テレビのリモコンに動画配信サービスのボタンが相次ぎ搭載されるようになりました。コンテンツを配信する側は、どんなねらいや戦略で進めているのでしょうか。USEN―NEXT HOLDINGSグループの動画配信サービス国内3位、U-NEXT(ユーネクスト)堤天心社長(43)と、米国発のHulu(フールー)の日本事業を日本テレビグループとして運営するHJホールディングスの於保(おほ)浩之社長(59)に、それぞれ聞きました。

ポッドキャストでも、藤えりか記者が解説します。

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U-NEXTの堤社長「動画配信に来てもらう一策」

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インタビューに答えるU-NEXTの堤天心社長=東京都品川区の同社、藤えりか撮影

 デジタルでコンテンツを楽しむライフスタイルがコロナ禍で一気に加速し、日本でも浸透・定着の段階に入っています。昔のテレビ番組と同じように、この動画配信サービスのこのコンテンツを見たよと互いに口コミをする文化が、動画配信ネイティブ世代の20代を中心にどんどん広がっています。

 日本は伝統的にレンタルビデオが強く、先進国の中でもデジタル移行が遅いと言われてきました。コンテンツの作り手側も昔は、ネット配信を全体の補完ととらえていました。今は配信でどれだけ盛り上げて収益を上げられるかという風に、ビジネスの考え方も変わってきました。そうした作り手の動きと利用者の変化が相まっていますね。

 ただ、一定以上の年齢層には、まだ放送が強いんですよ。そうした方々に動画配信の世界に来てもらうための一つの策がテレビリモコンへのボタン搭載。今年発売のモデルから、国内の多くのテレビメーカーのリモコンに我々のボタンがそろいました。大きく劇的に変わると思います。

 画質的にも、映像コンテンツ…

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