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コロナワクチンの「ブースター接種」とは なぜ必要?

有料会員記事新型コロナウイルス

野口憲太
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 米国で新型コロナウイルスワクチンの3回目の接種が9月下旬からはじまる。「ブースター接種」と呼ばれる。日本を含めたいくつかの国でも検討される一方、世界的なワクチン供給の偏りから慎重な意見もある。そもそもなぜ必要なのか。今後のワクチン戦略にどんな影響があるのか。

 米政府は、米ファイザー製か米モデルナ製のワクチンの3回目の接種を9月20日からはじめると発表した。対象は2回目の接種から8カ月たった18歳以上の人だ。

 世界で最も早くワクチン接種が進んだイスラエル。8月1日から、2回目の接種から5カ月がたった60歳以上の高齢者を対象に、3回目の接種が始まった。24日からは30歳以上に対象年齢が引き下げられている。

 一度ワクチン接種を完了して、新型コロナに対する免疫がついた人に対して、数カ月後にもう一度ワクチンをうつことを、CDCなどは「ブースター接種」と呼んでいる。

 そもそも、ワクチンなどで免疫ができたはずの人であっても、その予防効果は完璧ではない。厚生労働省の専門家組織の資料によると、日本でも、8月18~20日に感染が確認された約7万人のうち、ワクチンの2回接種を終えた人は2600人あまりいる。

ブレークスルー感染 デルタ株で拍車?

 このように、ワクチン接種済みの人が感染したり発症したりする例は、免疫による守りを「突破する」という意味で、「ブレークスルー」感染と呼ばれる。

 接種から時間がたつことで、ワクチンによる予防効果が弱まることも分かってきた。

 イスラエルでは当初、ワクチ…

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