摂食障害、体重30キロ台、事故 障害が私を変えた

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藤野隆晃
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 あのころは周りを気にしすぎ、何でも一人で背負い込んでいた。障害をきっかけに、生まれ変わった。

 車いすバスケット女子日本代表の小田島理恵選手(32)は、幼い時から活発で、高校時代は少林寺拳法に打ち込んだ。卒業後、作業療法士の資格を取るため専門学校に進学した。そこで人間関係に悩み、体形を過度に気にするようになった。わずか数グラムの体重の変化に気分が左右された。

 摂食障害になり、何も食べられなくなった。身長は165センチあったが、成人式の頃には体重が30キロ台まで落ち込んだ。友人に「大丈夫」と聞かれても、ごまかした。判断力が落ち、ぼおっとする時間も増えた。うつ病と診断された。

 22歳で事故に遭い、全身を骨折。脊髄(せきずい)も損傷し、右足や体幹機能に障害が残った。車いすでの生活が始まった。

 これまで周りに心配をかけないよう、何でも一人で解決しようとしていた。今は一人ではままならないことばかり。家族や周囲は寄り添ってくれた。「これも含めて今の自分。頼っていいんだ」。肩の力が抜けた。

 退院後、障害者スポーツセン…

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