異形のクイーンから子どもたちへ お前はどう生きるか?

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アートマネジャーでドラァグクイーンの緒方江美/アフリーダ・オー・ブラートさんのコラム「VIVA LA VIDA!」第2回。子ども向けなのにちっとも優しくないパフォーマンスの理由とは?

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 子ども用のMCも、笑顔もなし。生のシャンソンにピアノ、十色の声を操るドラァグクイーンが絵本を読み、合間には幾重にも照明が変わる豪奢(ごうしゃ)で本格的なドラァグショー。8月14、15日、ロームシアター京都が主催する夏休みの子ども向けイベント「プレイ!シアター」事業の一環で「ドラァグクイーンによる絵本の読み聞かせショー(Peek a Queen)」が開かれました。演出と歌はドラァグクイーンのシモーヌ深雪。6人のクイーンと2人のDJが出演し、私はマネジメントも兼任しました。

 企画の目的は「エロスとアガペ(与える愛)を自由自在に支配する大人」の育成ですが、当然、過激な表現や文言には公共の文化施設ゆえの制限がありました。公共とアンダーグラウンドの境界を探りながらクイーン文化の「いつも通り」を化粧直しし、使用楽曲の歌詞も、公共の場にクイーンが出演することへの問い合わせを想定した説明も劇場の担当者と協議して用意しました。子ども向けには、「うつくしくここうです」「どくのかおりがします」など18節からなる、ドラァグクイーンの解説文を掲げました。

 ちっとも優しくないクイーン…

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